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マザー通信

募金の思い出・・・
2007年03月08日
ライフスタイル                (マザーPS通信)

「5円のランチ募金箱」

近くを散歩すると、小さなキリスト教の教会がある、時々その横を通り過ぎる。
玄関先に郵便受けを改良した「5円のランチ募金箱」が設置されている。
「アジアの人への貴方の善意をお届けしませんか?・・・」食事をする子どもの写真が隣に貼ってある。
5円で一食分を賄えるとあるので、時々10円、20円程の小銭を投函する。その時にキリスト教の十字のやり方をしてみたが身につかず、最近では神社でよくする、手を合わせるやり方をしている。
寄附をすると不思議に気分が爽快になってきて、その日の散歩はことのほか、幸福感を覚えるのである。

学生時代、兄弟でアパートに同居していた。突然弟は、白人男性を連れてきた。
「ポートタワーの当たりでうろうろしていたので、今日泊めてやる事にした。」

弟は自転車で旅するのが好きである。
旅先の国鉄の駅のベンチに座っていると、近所のおばちゃんが寄ってきて、「お兄ちゃんはどこから来たのか・・・」から始まる世間話の途中で、「今日の泊まる所は、決まってるんか?・・・」
となり、泊めてもらった経験がある。
多分その体験から、このカナダ人のヒッチハイカーを泊めたのであろう。
自分の家に泊めるのは少し勇気がいる。犯罪に繋がることも考慮しなければならない。
それを避ける観察眼もいるだろう、弟は体験から人間観察眼がしっかりしている。
それ以上に親切な面を持っている。

老親とは別居しているが、いたっていい関係が続いている。
母は、「気の毒な人を見たら、助けてあげるんよ」と小さな頃、口癖のように言っていた。
義兄の友人が朝鮮人であったので、父はそれだけで嫌っていた。
母は「朝鮮人いうて、差別したらあかんよ・・」とも言っていた。関東大震災の自分の体験談を語り始める。

小学校の頃、赤い羽根の募金があった。貧しかった家庭であるが、母から100円硬貨を渡してくれた記憶がある。その硬貨を先生に渡すときは最高に気分がよかった。

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