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マザー通信

「二宮金次郎伝」       読書尚友
2009年01月01日
読書尚友 「二宮金次郎」 
     代表的日本人論  内村鑑三著 岩波文庫       

謹賀新年
皆様のお幸せを心よりお祈り申し上げます。
         平成21年 元旦

二宮尊徳(金次郎)1787年生まれ、16歳の時親が無くなり、弟2人と親戚に引き取られました。

向学心に燃えた金次郎は、学問を身につけようと、孔子の大学を深夜読んでいますと、叔父に咎められ「自分にも若者にも役に立たない勉強のために、貴重な灯油を無駄につかうとは何事か」と叱られ、叔父の言い分に納得し、アブラナを近くの畑の畦に植え栽培し、
油問屋で交換に行き燃料とし、夜には勉強していました。またしても労働に役に立たないと叔父から一蹴されました。
皆様もご存知の「薪を背負いながら読書する少年」の銅像は、この間の事情を反映した
貧しき青年の向学心を表現したものなのです。
ある時金次郎は近所の沼沢地に目をつけ、沼地の水を汲み出し、そこに捨てられていた稲を植え、翌年には初めて収穫ができ、後年の蓄財の種銭を稼ぎました。
独立自尊の精神はこの頃に養われ、後年その手腕が近隣に知れ渡り、数々の財政再建を果たしました。「農民聖者」と誰にも慕われた二宮金次郎は「尊徳」と呼ばれるようになり、
日本の中の聖者の列へと加えられるようになりました。
勤勉力行の姿の精神に宿ったのは、人々を救おうとする「報徳精神」といえるでしょう。

「勤勉は生きる道、怠惰は死の道」    釈迦

※ 一部原文より構成を変更しています。
  合わせて 「二宮金次郎の一生」 三戸岡道夫著 栄光出版社 をお薦め致します。

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