- ネット小説「弱い人々の人生」 第1回
2016年06月10日
「職場は立場のオンパレード」
人が二人以上で何らかの関係性を持つと、強弱の立場が出現します。
これは、人間の本能がそうさせるとも言えます。
体力に優れたものと、そうでないものとでは、自ずと強弱ができます。
つまり闘争をして勝利するものが強く、敗者が弱くなるのです。
さて就職すれば同じように立場に違いが自然に現れます。
先輩、後輩、平社員と主任や係長、縦社会の職場では、このような
序列が複雑に絡み合います。
私たちは、がんじがらめに職位に縛られているようです。
飲み会での無礼講も建前であり、その通り振舞うと後難が待ち受けています。
弱い立場に位置する人は、どのように職場で世渡りをすればいいのでしょうか?
自分が弱者であった時の嫌な思いをしたような、上司や先輩の振る舞いを行わない事です。
これでその問題は職場内では、嫌な引継ぎは終わります。
実際は、このような立派な心がけを実践している人は、少数派になるでしょう。
大部分の人は、自分がされて嫌だった事を、今度は後続の弱者に同様の振る舞いを
してしまうのではないでしょうか?
これは「負の連鎖」と呼ぶことができます。
私たちが快適に職場人生を築くためにも、自分の目標として、
「人に迷惑をかけない」「人からされて嫌な行いは自分もしない」
この二つの人生の指針を持つことが大切です。
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