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ネット小説「人生はゲーム」 第3章 「自ら行う」
2016年01月20日
  多聞次郎 作

自らを助ける 
○輪廻を抜ける

貞夫は、時折近所の小さな寺の講習を聞きにいく。
住職は、脱サラをして僧侶となったそうだ。
「私たちは、簡単に輪廻の従僕へとなって回転して生滅を繰り返しています。
もしこの輪廻が楽ならば問題ないのですが、お釈迦様は、「この世に楽があれば
私はこの教えをしません。この世は苦が様々に変化して繰り返すだけです。
ですから、『輪廻を抜け出せる解脱を奨めるのです』

「解脱とは、善行為の集大成の結果現れる現象で、輪廻を完全に終わらせるのです」
つまり二度と再び生まれ変わらない平穏の境地「涅槃へと行く」ことになります。
世間で言われる天国や俗に願掛けされる「極楽浄土」とも言えません。
哲学的ですが、「不存在の世界」感覚世界から抜け出した状態といえばいいのでしょうか・・・
解脱後は、善悪の彼岸から離れますが、世俗的な表現では、良い結果を連続して受け取り、
そのことへも感動もなくなってきます。

財布を新しく買うとき「金色で、新札で10万円入れると幸運が舞い込む・・・」
この世俗的金銭万能主義から抜け出すこともできるのです。

沢上和尚の講座は、とてもためになる。
貞夫は、時に和尚のすすめる方法を試したりするが、効果はすぐには現れない。
和尚自身、「まだ悟りの境地へは達していません・・・」と語る。
解脱への近道は、悟りだそうだが、その道も簡単ではなさそうである。

 ※人物や名称はフィクションであり、実在とは関係ありません。

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