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「心の落ち着き」 動きの中の静寂の発見・・・   第2章 2回目
2015年02月10日
13、「静けさと幸福の関係」
○常に移ろう

さあ今日は、宴会を楽しむぞ・・・
新しい年明けには、決まって、等々力亘は、新年会に参加する。
学生時代の同窓会、趣味の会、年始の名刺交換会後の飲食・・・
何かこのようなことがないと、寂しいのか、烏合の衆よろしくどこかの集まりが
あれば喜んで参加している。
参加すれば、亘は、楽しいし、お酒も好きなので、酔が回ると、いい気分になる。

楽しさを求める事は、人生にとって重要な催事である。
だから人が集まり、にこやかに過ごす時間を楽しく有意義に過ごしたい。
楽しいことは間違いがないが、有意義かどうかははっきりしない。

家庭においても、明るく楽しい事はウエルカムに違いないだろう
子供達と過ごす。運動会、音楽会、ピクニック、誕生会・・・
家庭の幸せは、そのようなささやかな催しにあるようにも思える。

2月の始め、学生時代の友人に誘われて、文化講演会なるものを聴いてみることにした。
その僧侶が語る文明論は、手近な中の幸福の発見について、洞察力ある素晴らしい内容であった。

「私たちは、人生の幸福を、楽しみのみ求めることに見出しがちですが、
幸福とは、『心の落ち着いた状態』になる時に真に実現しているのです。」
楽しみも一瞬ですが、心の落ち着きも次の瞬間には、変わってしまい。
私たちは、このような心の動きをコントロールすることは、非常に難しいのです。
ですから常に『不動心』(心が揺れ動かない状態)を作り出せれば、
幸福は何度でもやってきます・・・・」

友人の明と亘は、講演会後、近くの喫茶室に入り、今日の話の内容に
深く感銘を受けたことの充実感を話し合うことができた。
このような話題に相応しいのは、やはり友人だと思う。
人生を真正面から見据えて、その話を逸らさず、語り合えることこそ
友情の真骨頂と思える。

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