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「人生の意味は何なのか？」 人生はゲーム 第5話 ｂｙ ジロウ タモン
- 「人生の意味は何なのか？」 人生はゲーム 第5話 ｂｙ ジロウ タモン
2014年06月10日
５、人生の意味とは、
大学院へ通いだしてから、アンデルセンには、課題があった。
西洋哲学と東洋仏教思想の融合である。
その中で注目しているのが、デカルトの「われ思う」と
それは、錯覚に過ぎないとする、仏教との解釈の大きな相違点である。
私という自覚は誰でもあるはずだが、それを否定する仏教の考え方に違和感を以前から
アンデルセンは、覚えていた。
以前アムス行きの飛行機の中で、知り合った日本人学生との漢字の美しさについて
話し合った事を覚えている。
その人物にこの疑問について尋ねた時に、あっさりと、
それは、「悟性から真理発見された、釈迦と、哲学者の理性的思索との
相違と思います。」
どちらが正しいかは、私には分かりません。・・・
最近では、お釈迦様の説こそ、真理ではないかと思うようになってきました。
それは大学の東洋哲学史の非常勤講師から教わりました。
「無常」という真理体系から説明してもらい、少しだけ理解できるようになりました。
スリランカからこられている僧侶の方が、講座を担当されていました。
私自身心が静かな状態の時に自然と、釈迦のお話が真理である。
そう思うようになりました。
その方は、また「人生に意味はないですよ・・・」とも講座で語られ新鮮なショックを受けた記憶があります。
考えれば、「人生の意味」を考えたこともなかったですが、
レールの上を走り続け、これからは、社会人として、就職するための求職活動が待っています。
多分自分の想像では、父も同様の人生のレールのようなものに乗りながら、
このような「哲学的課題」等を考える間もなく、あと2年で定年を迎えます。
優しい父ですが、家族のために頑張ってきた背中が、妙に寂しそうに見えることがあります。
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