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初期仏教講話 「孤独は存在と共に・・・」 令和3年3月

2021年03月01日
 孤独は存在とともに 
○ 孤独の不安

老年になりますと、友人や伴侶との死別が避け難くなります。
このような別れは苦しみとともに孤独感を強くもたらします。
孤独と向き合う時節がやってきたのです。
人間の孤独はいつから始まるのでしょうか?
実は、生まれた瞬間から始まっているのです。
どのような生命であっても、孤独は生きることとともに歩む影のような
ものなのです。

ですから孤独から逃げるような無駄な思考はやめるのが
この問題と向い合う第一歩になるでしょう。・・・

存在は他の生命の事を真に理解するのは不可能です。
ただ自分の類似性向として、「あの人も自分と同じように苦しんでいるのだろう」
と他の生命の振る舞いを理解しようとしているだけです。
ですからしょっちゅう思い違いも生じてきます

「相手の気持ち」はわからない。「愛する恋人の気持ちが理解できない・・・」
人間関係での断絶が起こるのです
愛するとは、想像力と言われます。
自分の気持ちから相手の心理を推し量るのです。
これで人間関係では十分です
この状態を仏教的に広げる手段が「慈悲の心」です。

個の存在を超えていき徐々に拡大を続けて行くことができます。
自分の殻が破れ始め、心が安定し始めます

講師紹介

  • ・マザーサイトで
    仏教講話配信
    2008〜2014
  • ・神戸市市民講座
    「初期仏教」講師
    2017〜2019
  • 「無苦楽の会」主催
    安藤計司

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