第11回仏教講話 「面倒くさいと放置しない」
- 2019年11月01日面倒くさいはシグナル
・自らの影のようにつきまとう・・・
私たちの人生は、上手くいかないことが多く、
仕事をするときも難問にぶつかりますと、それを避けたくなります。
仕事ですから放棄するわけにもいかず、その様な時に「面倒な仕事だな・・・」
とつい愚痴が出てきたりします。
実際、「面倒な事」はどれほど多いかと見ますと、本当は僅かであることが
分かります。
ただ感情的な反応が「面倒」という概念を作り出し、つい口に出したりしています。
先ず、「面倒くさい」と言う言葉使いをしている自分に気付きましょう。
その後、その言葉を適切な言葉に置き換えましょう。例えば、「めんどう???
おっとと、「面白そうだな〜」位の軽く受け止め方もあります。
少し難問な作業等は、完了できますと、自信に繋がります。
その上自分の技量や対応力を向上させてもくれます。
少し面倒な位の難しい問題こそ、能力向上には欠かせない事が分かると思います。
「面倒だな・・・」そのように思える時、この思念が自分の成長にとって
欠かせないものと認識を改めますと、私たちの心は成長します。