仏教講話 第8回 「有意義な人生」
- 2019年08月01日有意義な人生
○三方よし
人が幸せかどうかは、三方向から見ることが大切です。
先ず、自分にとってこれを行うことは幸せに繋がるのか?
そして、相手にとっても幸せになるのか?
世間(社会)からみても正しい行いで、幸せに繋がるのか?
近江商人の間では、これらの見方が浸透したのも仏教の影響と言えます。
このような商人は世間から信用され、クチコミで広がるのは自明の理と申せましょう。
実生活でもこの考え方を適用して行動しますと、自分の周りが明るくなってきます。
行動自体に三方向への思いがありますので、
行為が周りに利益になっています。
幸せの方向性もこの思いやりがあれば、完全な性格を形成するのに
役立つ事でしょう・・・