仏教講話 19年2月 「怒りを手放す・・・」
- 2019年01月30日怒りを鎮める
○理性的に対処する
怒りは感情で、根拠は曖昧です。
仏教では、「貪欲・瞋恚・無痴」の三毒の一つとして、
心に潜む猛毒と捉えます。
怒りを起こさないのが一番です。
もし怒りが生じたなら、それを速やかに鎮めなければ大きな不幸の原因にもなります。
怒りを消去する方法が仏典でも多く出てきます。
怒りの対象を思うな、
怒りの対象を見るな・・
怒りに燃料を注ぐ行為は厳に慎むべきです。
暴力を振るう、「憎悪を抱く」等がこの燃料にあたります。
さて、怒りも感情の一種なので、自然に消滅したり、意識的に怒りを消火することも
可能です。
怒りの消火方法は、
「怒っている」自己の状態を客観的に見ることです。
この観察法が「怒りを手放す」第一歩となります。
怒りの燃料に当たる事物から遠ざかることも重要です。
消火の三要素に
・温度を下げる
・燃料の元を断つ
・酸素を断つ
があります。
このような方法が仏典では多く語られています。
参考にしてください。